【S22最終32位/R2101】ホワイトキュレムドリーム

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前書き

 S22おつかれさまでした。今期はかねてから目標だったレート2100を達成することができました。この構築の禁伝枠のWキュレムも珍しめの禁伝だとおもうので使用構築の紹介をします。

質問や指摘がございましたらDM(@Ebiflyyyyyyyyyy)にお願いします

個体解説

Wキュレム

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S:最速ウオノラゴン抜き
C:ぶっぱ
HBD:あまり
役割対象:黒バドレックス、イベルタルカイオーガ、その他特殊アタッカー等
 
 前期も使用していて、非常に自分のプレイスタイルとあっていると感じたWキュレムを禁伝枠として採用。やっぱりそれなりに耐久があり、技範囲が広いことで役割論理的な動きができたのが強かった。ひたすら交換先を読んだ上で技選択をすることが求められる。
 特殊技を受けたり、交換順や特性の発動順でスカーフでないことがバレていなければ、スカーフ感だして立ち回るとより強い。
 ザシアンには明確に不利をとるが、その取り巻きに対しては強いことが多かったので、有利構築くらいのメンタルで戦っていた。
 中盤に電磁波ポリ2が増えたことで絶対零度を採用したくもなったが、それで勝つと罪悪感に襲われそうなのでやめた。
 

化身ランドロス

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A:H252テテフを地震で確2
HD:あまり
役割対象:黒バドレックス、イベルタルウルガモスカプ・テテフ、カプ・コケコ
 
今期の地雷枠(?)
 元々はコケコと黒バドレックスの並びがきつかったので、威嚇もまけて無難に強そうなHD霊獣ランドロスを同じ技構成で使用していた。しかし、終盤に威嚇をまともに使ってないことに気づき、圧力だけは凄そうで型が読まれにくい化身ランドロスにした。
 こいつのおかげで重かったカプ・テテフの選出を抑制できるつもりだったが、どっちにしろ100%選出された。
 立ち回りのところで解説するが、対黒バドレックス軸に対して必須レベルのポケモンだった。
 

カプ・レヒレ

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S:陽気ガブリアス抜き
C:無振りウオノラゴンがムンフォで確1
HB:A2↑陽気ガブリアス地震を最高乱数以外耐え
役割対象:ウーラオスガブリアスフェローチェ、ドラパルト等
 
Wキュレムの相棒枠
 ミストフィールドでWキュレムの弱点であるドラゴン技を半減してくれたり、相性補完が良かったりとWキュレムとの組み合わせが本当に強かった。
 鉢巻ウオノラゴンに後出しから勝てるカプ・レヒレを使いたかったのでスカーフを持たせた。H252振りレヒレよりも物理方面は固いのでウーラオスに対するサイクル性能を落とさずに、安定してガブリアスやウオノラゴンに後出しすることが出来た。
 

連撃ウーラオス

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AS:ぶっぱ
B:あまり

役割対象:ラッキー、ホウオウ、Gヒヒダルマ、エースバーン

 

小さくなるラッキーがどうしても許せなかったため採用。

ホウオウ軸に対してもモンジャラさえいなければ強気で出していける。

ムゲンダイナ軸に対してはGヤドキングと組ませて未来予知サイクルを仕掛けていた。

 

ガラルヤドキング

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C:D2↑H252ゼルネアスの身代わりをヘド爆で確定割り
HD:あまり
役割対象:ゼルネアス、ムゲンダイナ、カプ・レヒレ
 
 Wキュレムを使っていて厳しい禁伝枠のゼルネアス、ムゲンダイナに対して強く、みらいよちで、ある程度の圧力を相手の裏にかけられるのでサイクルで有利をとりやすいのが強かった。
 また、怒り挑発レヒレに対しても安心して後出しをしてサイクル有利をとりやすいのは他の特殊受けとは異なる点だと思う。
 ナットレイをちゃんと流すために最遅の方がよかったのかもしれない。
 

ヌオー

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HB:意地ザシアンのじゃれ2耐え
D:あまり
役割対象:ザシアン、日食ネクロズマ
 
Wキュレムを使用していると確実に必要になってくるザシアン受け。
ザシアン受けとして強いポケモンを探していたところゴツメヌオーが強いということを発見したため採用した。なんだかんだ8シーズン位連続で使用しているし相棒枠になってきているのかもしれない。
元々は、のろいどわすれアクアブレイクで使用していたが、HPマックスかつD2↑の状態で眼鏡カプ・テテフと対面した時にサイコショックかサイキネかを読まなければいけなかったのがめんどくさかったので熱湯たくわえるどわすれに変更した。
 

選出パターンと立ち回り

対ザシアン軸

本構築は微有利だと思う。基本的にはサイクル戦になる。

基本的なザシアン軸

 初手ヌオー+相手の裏に対して後出しできそうなポケモン2体

 基本的に相手はザシアンから入ってくるので急所チャレンジされる回数を1回減らすためにヌオーから入っていた。相手目線だと釣り交換する気満々に見えるため1回突っ張られることも多かったので積極的に火傷を狙って熱湯を打っていた。あとはひたすらヌオー以外のポケモンでサイクル中に負担をかけて、相手のサイクルを崩す展開を狙う。

 最悪こちらのサイクルが崩壊してもヌオー1体で詰め切るルートもある。

 

ゴチルゼル入り

 ゴチルゼル入りには"マッチングで上振れ狙ってレート2000目指している、あまり考えていない人"と、"完全にゴチルゼルの使い方を理解していて丁寧なプレイングをしてくる人"の2パターンがいると考えて最終日潜り、順位でどちらかを決めつけていた。

 選出は基本と同様、初手ヌオー@2

 

 "あまり考えていない人"に対しては基本的に負け試合と考えて、こちらも考えずに気分で釣り交換したりして遊んでいた。

 

 "丁寧なプレイングをしてくる人"の場合は、初手ヌオーを見て釣り交換と抜け殻持ちをケアして一度ザシアンで突っ張ると考えていた。実際突っ張られることが多かったし、ザシアンを焼いてヌオーが要らなくなる展開もあった。その後はゴツメ2回+熱湯でザシアンがスカーフWキュレムクロスフレイム圏内になることを相手がケアしてくると考えて、このタイミングでゴチルバック読みの釣り交換を仕掛けていた。この立ち回りで、考えている人と判断したゴチルザシアンには最終日4戦中3勝したので正解だったと思う。

 

対黒バドレックス軸

 伝説相性では有利だが、構築単位で見ると微不利だと思う。基本的には対面構築のようなプレイングが要求される。

初手黒バドレックス読みの選出

 初手ランドロス+Wキュレム@1

 黒バドが襷以外の場合はしっぺ返しを打ってから、3対2のサイクル戦を仕掛けていきます。黒バドが襷だった場合はしっぺ返しを打った後、Wキュレムに引いて黒バドを処理して不利よりな3対2のサイクルに移行します。

 

初手に受けがきかないポケモン(エスバ、Gヒヒダルマ)が来る読みの選出

 初手ウーラオス+Wキュレム@1

 エスバはウーラオス以外勝てるポケモンがいないので初手に来るなら読む必要があり、Gヒヒダルマは交代読み地震が受からないのでできれば初手ウーラオスを当てたい。この読みを外して初手黒バドレックスが来ると大体速攻で負ける。

 

対ムゲンダイナ

 基本的に不利サイクルを回す展開になるので、タイミングを見計らって攻めの1手を仕掛ける必要がある。

 基本選出はGヤドキング+ウーラオス@1

ムゲンダイナにGヤドキングを受けだして未来予知を打って、Gヤドキングを受け来るポケモンを崩す展開が理想。

  

カイオーガ

 メジャーな伝説の中では珍しくWキュレムが超有利を取れるポケモン。眼鏡カイオーガはWキュレムでも受からないため対面的な動きをする必要がある。

 基本選出は初手ウーラオス+レヒレ+Wキュレム

 初手カイオーガはあまり出てこないので初手ウーラオスから入っていた。初手にカイオーガが出てきてもスカーフはないと決めつけてインファイトを押していた

 

対ゼルネアス軸

 サイコショック持ちのゼルネアスは切っていた。基本的にはサイクルを回して勝ちに狙う。壁ゼルネもサイクル中に壁が切れるので、あまり壁は気にしなくてもいいと思う。

 基本選出はレヒレ+Gヤドキング+ランドロス

 

対日食ネクロズマ

 伝説相性も構築相性も不利をとるので、かなりきついが化身ランドロスとウーラオスが圧で相手のプレイングを歪めさせるので割と勝てる。

 基本選出はWキュレム+レヒレ+ヌオー

 Wキュレムのフリドラを受けに来るネクロズマクロスフレイムで削ったり、レヒレのトリックでネクロズマを積めなくすることでヌオーで受けれるようにした後にサイクル戦をすることで勝ちに行く。

後書き

 本構築は命中不安技が少なく(きあいだまを除く)、静電気麻痺をもらうポケモンがウーラオスしかいないということで比較的精神的に優しい構築だった。また、相手を明らかに不快にさせる要素(電磁波や一撃技等)を含まず、上振れとかでなくレート2100に載れたことが本当に自信につながりました。

 現環境では釣り交換が多用されていたが、今まで使用していたトリルサイクルは今期の構築よりもよりもシビアな読みを通しきる必要がある構築だったので、相手の行動を予想するという点で相当優位に立てていたのが本当に大きかった。ここにきて7世代から愛用してきたトリルサイクルで培った読みが活きたことが本当にうれしかったです。